2014年6月17日火曜日

幼稚園受験 【日常生活と慣れることの大切さ】


・・・・・・・・・・・今回のコラムは、桐杏学園 南青山校からです。・・・・・・・・・・・・・・・・・


 幼稚園入試に向けた見学会や説明会も始まり、保護者様も不安な思いが、日ごと強くなってきている時期かと思います。

幼稚園入試では、決して難易度の高い内容とは限りません。各幼稚園により選考方法や評価基準は異なりますが、多くの幼稚園では知力、徳力、体力が年齢相応にバランスよく発達しているかどうかを、遊びや親子の関わりの様子で判断をしているようです。
これからの日常生活に意識を持って心がけてほしいことをいくつかお知らせさせていただきます。

○自立心を育むためにも、衣服や靴の着脱は出来る限り自分で行う習慣をつけ、ハンカチとティッシュの使い方とポケットへの出し入れをスムーズにできるようにしておきましょう。そのためにも保護者様は“お子様をせかさず優しく見守る我慢”が必要です。

○遊びでは、ままごと、積み木、本、ブロックなどの遊具に使い慣れていないと遊ぶこともできません。お子様自身が一人でも楽しめることが大事ですので、大人が完成させたものを渡して遊ぶだけではなく、一緒に作る楽しさの中から創造力を芽生えさせましょう。
好きな遊びを好きなだけやらせるばかりではなく、時間を決めて次の遊びをするリズム作りも大切です。

○体力面ではケンケン、両足とび、スキップなどの跳躍運動の他、ボールの扱いにも慣れておきましょう。幼稚園によっては橋に見立てた平均台を渡ったり、跳び箱の山を登り降りしたり、鉄棒のぶら下がりやマットのトンネルくぐりなどを取り入れている所もあります。何らかの形で経験をさせてあげましょう。

○親子遊びでは、大人主導の遊びになりすぎてしまうと、親の遊び方を押し付けてしまいがちです。保護者様の問いかけにうなずくだけにならないよう、日頃からお子様への言葉掛けに気を付け、会話のキャッチボールも楽しめると良いですね。しかし、周りの方への配慮も忘れずに、話す声の大きさや体勢にも気を配りましょう。

○親子面接では、お子様も簡単な質問には答えられるようにしておく必要がありますが、自身の面接が終わった後、待つことができず、姿勢が崩れたり保護者様に甘えてしまうお子様が多くいます。家庭の練習だけでは当日の状況が予測できませんので、ご両親であらかじめいろいろな場面を想定した対策を取っておくことで、あたふたせず落ち着いて対応でき、トラブルをチャンスに変えることもできます。また、保護者様にとっては幼稚園への熱意を伝える場であり、ご家庭の教育方針やお子様の様子をアピールする絶好のチャンスです。伝えたいことを短時間で話すためにきちんとまとめ、誠意をもって謙虚な言葉で話せるよう声に出して練習をしておきましょう。充分な事前準備こそが自信につながります。

○入試当日の雰囲気は、お子様にとっては異様に感じるものです。幼稚園を身近に感じられるように、家族全員で本番に近い洋服を着て何度も見に行くことをお勧めいたします。遠くから見ながら楽しい幼稚園のイメージを膨らませておきましょう。

桐杏学園南青山校では、保護者様の不安が自信につながるまで指導させていただく
【幼稚園完全個別特訓】を行っております。目指す幼稚園の入試に合わせて、お子様の個別課題・好感の持たれる親子遊びの練習・親子面接では内容は勿論、入室から退室、お子様の待つ練習まで特訓いたします。お気軽にお問い合わせください。

また、毎年、本番に一番近い環境だと大好評をいただいている保護者様参加型
【幼稚園そっくりテスト】も受付中です。<雙葉・白百合(3保)・豊明(3保)>
入試当日を安心して迎えるためにも、良い緊張をしていただきます。
保護者様のための幼稚園リハーサルテストです。

最後に、
桐杏学園は、全力でご家族皆様を全面的にバックアップする幼児教室です。
“笑顔の金メダル”を目指して、ご一緒に頑張りましょう。

2014年6月3日火曜日

「国立大附属小の受験に向けて」



・・・・・・・・・・・・今回のコラムは、桐杏学園 三鷹校からです。・・・・・・・・・・・・・・・・・


三鷹校では、国立校受験者向けの「東京学芸大学附属小金井小学校対策講座」をⅠ期(1月~8月)・Ⅱ期(9月~10月)そして、直前対策特別講座(11月)を開講しています。

11月の本試験まであと半年となった今日、通塾されておられる方やお電話でも多くのご質問をいただいております。今日はなかでも特に多い、ご質問についてお話しさせていただきます。

Q「国立(こくりつ)のみの受験を考えていますが、やはり準備は必要でしょうか。」

A「例年の受験状況をみますと私立校との併願をしている方も大勢らっしゃいます。私立校も受験されるご家庭では、早い時期から準備を始められています。同じ土俵に立った時、同等に競えるよう力をつけておく必要がありますね。」


Q「試験(入学調査)はどんなことをするのですか。」

A「国立校の入学試験(調査)の内容は、基本的にはペーパーテスト、行動観察、体操(運動)、面接(本人または保護者または両者)などがあります。学校により違いもあります。」


Q「抽選はいつやるのですか。」

A「都内ですと筑波大学附属小学校、お茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校・大泉小学校の4校は先に抽選があり、試験(入学調査)後にもう一度抽選があります。東京学芸大学附属世田谷小学校・小金井小学校の2校は、最初に試験(入学調査)をして合格者のなかで抽選が行われています。」


Q「国立の小学校に入学すれば附属の高等学校まで進学できるのですか。」

A「学校により異なりますが、各附属小学校から附属中学校、高等学校へは7~8割程度の進学状況だと聞いています(学校により何らかの優遇措置はある)。例えば、お茶の水女子大学附属は、小学校から中学校へは約70%、高等学校は女子校になるため、男子は全員外部受験となりますが、女子は約80%がそのまま進学します。筑波大学附属は内部入試と在学中の成績での判定となりますが、例年、小から中へは約90%、中から高へは約80%の内部進学率です。竹早、小金井、世田谷小から附属中を経て東京学芸大学附属高等学校へは3~4割程度の進学状況となります。大泉小は中高一貫教育の国際中等教育学校への内部進学枠が70名あるため、大半がそこに進みます。

国立大附属中学校、附属高等学校へは、一般受験でレベルの高い生徒が入学してきます。内部生も当然、高い学力をしっかりと身に着けておくこと要求されます。


最後に小学校受験で一番大切なことは・・・
何よりも「健康な身体」と「健康な心」です。
規則正しい生活の中で、基本的生活習慣を身につけておくことは、入学後の学力の伸びにも大きく影響します。
5,6歳の小さなお子さまは、たった一人で試験に臨みます。誇らしくもたくましい背中を最後まで温かく見守り、後押ししていただきたいと願っております。