2012年7月30日月曜日

子どものやる気を引き出すには…

今回は、桐杏学園松戸校からのリレーコラムです。


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好奇心のかたまりであるこども達には、学力はもちろん、人間的にもグーンと伸びるチャンス。


千葉組は、10月末、都内組は11月に受験を控えている年長組。

親子ともども、良い緊張感を持って過ごしています。



しかし、


最近お母様たちからご相談で…



一番多い内容は、我が子のやる気の引き出し方です。



これは、受験に限らず、老若男女問わず、人生の永遠のテーマです。



さて、その永遠のテーマを、対お子様に限定して考えてみたいと思います。


本来、子どもは「やる気・好奇心」のかたまりです。


一度、興味をもち、行動を起こしたときの集中力といったら、ビックリします。


たとえば…

電車や路線の複雑で長い名前を、大人が舌を巻くほど覚えているお子さんがいて、


「この力を勉強に向けてくれたらな…」と、親は思いがちですが、


こんな時、お子さんの立場になってお子さんの気持ちを考えてみると良いかもしれません。




「こんなに難しいことを覚えているってスゴイなあ」と素直にほめてあげてください。



お子さんのやる気を引き出し、自主性のある子に育てるには、

お子さんの大好きな事や、夢中になっていることに関心を持って思う存分やらせてあげてください。



思う存分やれる環境を作ってあげることによって、「集中力が養われます」。


好きなことを継続して行うので、「自信」がつきます。



好きなことでも、失敗することはあります。

しかし、好きなことだから、成功するまで何度でも行うので、

「継続することが大きな力になる」ことを知り、「自信」を覚えます。


「自信」を覚えたお子さんは、何事にも頑張れる「チャレンジ精神」が養われます。



大好きなお父様、お母様からほめられることで、一段と「自信」が芽生えます。





野菜が大好きなリカちゃんは、トマトとバジルが特に大好きだそうで、

自分から「トマトとバジルを植えたい」とお母様に伝え、

最後まで責任をもって育てるという約束のもと、家で栽培を始めたそうです。



まだ、収穫はされていないようですが、

できたトマトとバジルを使って料理するものをお母様と一緒に話しており、

まったく興味を持ってくれなかった料理もお手伝いし始めてくれたそうです。



お料理大好きなリカちゃんのお母様は、

「先日、一人でオムライスを作ってくれました。

今度は、ハンバーグの作り方を教えてと言ってきましたよ。

その熱心さが、勉強も含めて、多方面に意識が芽生えてきて非常に嬉しいです。」と報告がありました。



















2012年7月3日火曜日

小学校入試に向けて 面接練習スタート!

今回は、桐杏学園市川校から、年長さんの面接練習の様子をお届けします。

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6月から授業で面接練習が始まりました。

すでに準備を始めているご家庭もありますが、多くの子どもたちは初めての経験。

慣れていないこの時期こそ、子どもたちの素の姿がより如実に表れるように思います。



この日は、


「お母さんが作ってくれるお料理で、好きなものは何ですか?」


という質問です。





しっかり者のハナちゃん(仮称)は、


「お野菜がたくさん入ったカレーです。

にんじんや、玉ねぎや、お肉や、ジャガイモや、セロリが入っています。」


と、落ち着いた表情で、はきはき答えてくれました。





一方、幼さの残るタロウくん(仮称)は、


「やっぱりグラタン!

え~っと、甘いブロッコリーと…ニンジンとか…ジャガイモとか…エビとか…、チーズがとろっとして、いっぱい!

…ちょっと熱いんだけどねっ」


たどたどしくも、笑顔で答えてくれました。






面接の受け答えとしては、どちらがよいか言うまでもありません。




タロウくんは、同じ日の質問で「住所と電話番号」を尋ねられた際も、

「9○○です」

と、いきなり部屋番号のみを答え、面接官の意表を突いたばかりです(笑)。



言葉遣いや話し方も、まだまだ練習が必要です。



ですが、まるで目の前に、熱々のグラタンが置かれているかのように、嬉しそうに答える姿は、

子どもらしく、生き生きとして、とても魅力的でした。


これから本番に向け、教室でも家庭でも練習を重ねていきます。


返答内容を暗記したり、評価を気にするあまり、子どもたちの魅力が半減するようなことがあれば、残念でなりません。



秋には、どの子も「面接(人との対話)って楽しい!」と感じながら、自分の言葉で、のびのびと話せるようになっていてほしいな、と思います。









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